king of strong style
滾れば滾るほど身体がクネるのです
いつでも何処でもクネるのです
脱力する為にクネるのです
快感に悶えクネるのです
そこの
そこのっっっ
足を組んでるお前
席を譲らないお前
リュックが邪魔なお前
きっと良からぬ事を考えているお前
その綺麗な顔面に
俺の
渾身の
会心の
ボマイェと呼ばれている
とびきりのヒザを一発
おみまいしてやろうか
本当は蝋人形にしてやりたいけど
あいにく、悪魔じゃないんでな
長い間、電車に揺られながら
そんな夢を見ていたような気がした
昨夜は呑んで荒れた
私達の関係に答えなんて無いの
それを見出す行為はナンセンスね
そんな時代はとっくに終わったわ
何処か遠い異国の地で暮らすの
それに此処の天気にはもう、うんざり
一年を通して雨が降らない土地がいいわ
そこで一日中、古いレコードを聴いて過ごすのよ
だからこれ以上
これ以上
貴方と居るのは
嫌よ、、、
なんて事を笑いながら君が突然言ったせいで
そろそろ目的の駅に着いたのかと思ったが違っていた
どうやら乗り過ごしてしまったらしい
それもかなり長い距離と時間を
彼女は旅立ってしまった頃だろう
その時間は充分にあったはずだ
それとも、、、
全てが遅かった
思わず
『イヤァオ』
と言っていた
それが僕の、僕なりの答えだった
だから君よ
だから君よ
俺で滾れ
そしてその美しい身体をクネらせるのだ