Freddie Mercury

君は最後にあの交差点で

綺麗な琥珀のような目をしながら

僕の耳元でそっと何かを囁き

その言葉を僕は今でも探している

 

僕らの終わりは余りにも突然で呆気無かった

世間から許されない関係とゆう事以外には概ね順調だったと思う

それでも僕の内なる完璧な狂気を呼び起こすのにはまだ何かが足りなかった

そして

その実感も無いままにただ時が過ぎて行く

 

これは現実か?

それとも

ファンタジーか?

 

 

 

ママ以外にこの話をするのは君が初めてなんだけどさ

遠い昔に拳銃で人を殺してしまってね

でも何て言うのかな

あれはアクシデントみたいなものだったんだよね

好奇心ってやつさ

実に単純だろう?

君にも昔はそんなものがあっただろうよ

Beelzebubに追いかけられたりもしたけどさ

Scaramoucheとは素敵なファンダンゴを踊ったよ

僕なりに赦されようと頑張って来た訳さ

貧乏だったからね

ただふらふらと生きていたいだけの僕だったのさ

最近はあの変な歌も聞こえなくなったし

多分、僕は赦されたんじゃないかな?

だからそこの可愛らしい戸棚に隠してある

Moet et chandonで乾杯

なんてどうだろう

 

これが現実か

それとも

ファンタジー

 

 

 

 

ところで

思い出したよ

今、はっきりと

 

 

どのみち風は吹く

 

 

確かあの交差点で

最後に君はそう言った

 

 

 

 

どのみち風は吹く

Bohemian な Rhapsodyのように

それは完璧な狂気を帯びながら

 

今でも僕らには

その風は吹いているだろうか

そして

これからもずっと

 

You  Are  My  Best  Freind

 

 

 

 

 

 

フレディ・マーキュリーに捧ぐ